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登壇 2022

登壇ライブの楽しみ方

壱 まずはトークライブを無心でお楽しみください。気楽に。真剣に。

弐 持ち時間は45分。命題は「私のドキュメンタリー」です。

参 登壇者は想いを伝えます。自分が何をしたいのか。なぜしたいのか。

四 参加する皆さんは打ち返しを。共感・異論・一緒にできることなど。

五 会場は作る人・見る人・出る人が混じり合う小さな社会です。

​六 グッときた登壇者がいたら、話しかけ、乾杯してください。あっぱれ!

12月3日(土)16:00~

『間違いだらけの世界を生きる』

(清水宏、米本直樹)
 

清水宏さんは、日本でスタンダップコメディを広めるため

笑いと汗を振りまいているコメディアンだ。

毎晩 自宅から最近のニュースをネタに配信を続け、

地方に住み着いてそこで笑いを作ったり、

海外に乗り込んでその国の言葉でコメディをやったりする。

 

「オープンマイク」といって、誰でもやりたければマイクの前に立ってもいい、そういう機会も作っている。

「笑い」をもっと身近に、もっと、日常に。ひとりひとりが、自分の人生を肯定するためにあるような「笑い」に驚いた。

清水さんの「汗と笑い」を伝えたい。

※当日、清水宏さんは

リモートで参加予定です

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12月3日(土)16:45~

『近くて遠い海へ』

(松井至)

 

男は砂浜の前に生まれた。波の音で目覚め、波の音で眠った。

大人たちは木の舟に乗って漁に出た。大漁の時は町が活気付き、不漁であれば皆で耐えた。

曽祖父も祖父も父もそうだったように、男はごく自然に海に出た。福島のいわきの漁師になった。

「あの日から近くにあったはずの海が遠くなった気がする。自分たちの預かり知らない遠くに海が持っていかれちゃった。」

砂浜はコンクリの防災公園となり、男の目の前にはこれまでと同じように波打つ海があり、見えない隔たりがある。

人と海の50年を、男の1日から振り返る。

12月3日(土)18:00~

『「映像」と「魂」が同義である場合について

 - 作品”Wakan / Soul Is Film” -

(太田光海)

 

南米のアマゾン熱帯雨林に住むシュアール族によって話される言語であるシュアール語では、「映像」と「魂」が同じ単語=Wakanによって言い表せられる。私、太田光海は、自身の映画製作のため1年間彼らの元に滞在した際に、その言語感覚に衝撃を受けた。映像がfilmでもcinemaでもvideoでも、movieでもないとき、私たちがカメラを通して常日頃見ている世界はまるっきり異なるものである可能性を感じたからだ。映像作品「Wakan / Soul Is Film」は、映画言語なるものから脱し、彼らと過ごす時の流れに、そして願わくば「魂」に、触れることはできないだろうかと試みた実験である。

12月3日(土)18:45~

『見た目!

 気にしているから生きていける?』

(後藤茉里・守時茉耶) 

 

あなたの服はなんのために?

 

わたしの服は..

 ・今日の運勢占いのように。

 ・身体に心地が良いように。

 ・誰にも何も主張しないように。

わたしたちはどうして

服や見た目に興味を持つのか。

 

見た目を楽しむことは、

SNSでもはやバーチャルのものになったのか。

 

ある服(や人)との出会いが、

自らのコンプレックスへの麻酔や覚醒の素だと、わたしたちは信じている。

 

自分の身体と心、スタイリングにまつわる話。

自分自身のサイコーを探す風景。

あなたとのコミュニケーション、スタイリングの可能性を探る実験。

 

さあ、はじまり、はじまり。

でも一体何が?

12月3日(土)19:15~

『わたしたちに「性」は必要ないの?

     〜障がいがあっても「性」を語りたい〜』

(小西理恵・田才孝子) 

「障がい者にも性欲ってあるんですよ」

そりゃそうだろう、と思うかもしれない。

けど、考えてみて欲しい。そんな当たり前のことが、

この社会の中では何も語られていないことを。

「寝た子を起こすな?いや、起きてるから!」

誰もが見ないふりをしていた“障がい”と“性”に

真正面から向き合う人がいる。

とても純粋な「性」と「生」への悩みや憧れ、好奇心・・・。

どんな人でも持っているはずのささやかな気持ちが、

健常者の当たり前にかき消されていること。

それが悲しい出来事につながってしまうこと。

その1つ1つに優しく怒りながら、

彼女は彼らの声に、心に、耳を傾け、社会に届ける。

ひととき立ち止まって、みんなで一緒に耳を澄ませ考えてみたい。

―わたしたちに「性」は必要ですか?

12月4日(日)16:00~

『愛  夫婦  顔面紙芝居』

(関強、ピカ)

週末の井の頭公園にちょっと変わった紙芝居をする夫婦がいる。絵の中に穴が空いていて、そこから表情豊かな顔が飛び出してくる「顔面紙芝居」。夫のピカさん(77)と妻のトミちゃん(75)が考案し、24年間続けている。

 

高卒後に就職した帽子会社で出会った二人。その後ピカさんは25歳の時に脱サラしてイベント会社を起業したが、経営がうまくいかず、多額の借金を抱え苦しい生活に。しかし、ピカさんの隣にはいつもトミちゃんの笑顔があり、乗り越えてきた。50代で一念発起し、夫婦で「顔面紙芝居」をやり始め、公園の子供たちの人気者となった。今でも収入は少なく、一食300円のギリギリの生活だが、二人に悲壮感はなく、むしろ毎日を楽しんでいるという。二人の笑顔の秘密はなんだ。

12月4日(土)16:45~

『ウクライナ 2022/03

(小西遊馬) 

​順次公開します。

写真:白井樹

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12月4日(日)17:35~

『こんな犬みたいなメシ食えるか』

(ふくだぺろ) 


中央アフリカのピグミー系元狩猟採集民であるトゥワは音楽と喧嘩が好物だ。10日に1度は血が流れる。しかし喧嘩は音楽やおしゃべりと交差して溶けあい、名状しがたい情動へと還元されていく。彼らの暴力は暴力でも「平等主義的」であり、「いじめ」や「紛争」のような支配のための暴力とは根本的に異なる。この映像はそんな彼らとの一晩から生まれた20分のワンショットである。

(写真:白井樹)

12月4日(土)18:15~

 

(中嶋一人) 

​こんなに苦しいのって僕だけじゃないはず。
学生運動や労働組合を取材したドキュメンタリーは世の中にありふれているかもしれないが、それらに当事者として参加している僕はなにか阻害された心地であった。実際に其処にいればわかるドロドロとした人間関係の面倒くささや、どんなに説明してもわかり会えない階級制。それでも止めずに走り続けるしかない身体の原動を説明するのに、正義感や情熱という形容はあまりにも言葉足らずに思えた。運動の現場では色んなことに傷ついたし、色んな人を傷つけるような加害性も自覚した。それを指摘されて心が抉られた。
政治運動に参加する学生の当事者から映る事物を記録したアフォーリズム。

中嶋一人

12月4日(日)19:00~

『インパールの亡霊

(新田義貴)

 

2万人の将兵を死に追いやったインパール作戦の舞台となったミャンマー深奥部には日本軍の痕跡が今も残る。強制徴用や強姦、略奪など日本兵による残虐行為を記憶する住民も少なくない。

この地域から4年前に留学生として来日したレイ(22)は子供の頃から「日本軍は悪いことばかりした」と祖父母から聞いて育った。ではなぜ彼女は日本に来たのか?

かつてビルマに侵攻した日本軍。

その日本軍が育てたミャンマー国軍が起こしたクーデター。

歴史のうねりの中で日本で生きる若者たちと対話し、日本とミャンマーの将来を考える。

ゲスト:

 ザ・レイ・キュアイ(インパール作戦の通り道だったチン州出身、チン族の留学生、拓殖大学3年)

 ニャン・レイ・ソン(チン族、ホテル従業員、祖母が日本軍の悪い印象を子供時代に語り聞かせてくれた)

12月4日(土)19:45~

『奪還と帰還 ~ミャンマー

(久保田徹、北角裕樹) 

順次公開します。

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